点と点をつないでみると?

8月らしい暑さの中、上野公園歴史大好きツアーを開催しました。

都内在住の小学生のお子さんとお母様の二人組です。

 

新型コロナウィルスで籠もりがちなここ数ヶ月、

私たちも久しぶりのリアルなツアー!

日光浴で ビタミンD生成、免疫力アップ!(少し暑めですが…)

感染対策を万全にし、最高に楽しい時間になりました。

 

「上野公園は美術館やお花見で今までに何度も来ているけど、

説明してみて、と言われると意外とできないかも…」

と笑うお母様。

 

娘さんはというと、

「上野公園のイメージはパンダくらい」

とやや連れてこられた感が強め。

 

でもこれくらいの好奇心でも全く問題ありません。

何も知らなくても 他に参加者もいないので

多少おかしな質問をしても へっちゃらなのがプライベートツアーのいいところ。

 

今回はツアーの参加者のお二人の感想や私たちが感じたことをレポートしたいと思います!

今回の担当はこちらの二人。

(通常はガイドは1名体制ですが、今回は特別に2名で交代に担当しました)

エレガントな語りでは右に出るものがいない 好映さん(左) と 人の良さが一目でわかる アキさん(右)。

好映さんは実は盆栽の知識も豊富な カラオケ好き。

アキさんはご自身の優しさが伝わる写真を撮るのがお上手で IT系で困った時にはなんでも解決してくれます。

 

お二人とも通訳案内士向けレクチャーの講師も務めるほど博識な頼れる上野のプロです。

歴史大好きツアー、スタートは有名な西郷さんの銅像から。

資料を使って、上野公園になる前のこの場所は何があったのか?
なぜここに西郷さんが立っているのか?

二人の流れるような語り口にあたかもその時代にタイムスリップして歴史の上を歩いている気分に!

 

清水観音堂はその名の通り、京都にある清水寺を模したもの。

歌川広重による浮世絵『名所江戸百景』の「上野清水堂不忍ノ池」「上野山内月のまつ」の2枚にも描かれています。

「ということは この松もその頃からなんですね!」と思いきやこれは2代目!

プチ京都 二つ目を思わせる花園稲荷神社の鳥居の列。

「この鳥居、一つ奉納するのにはどれくらいかかるんですか?」の質問や

 (ちなみに20万円かかります)

「このキツネ、子供連れだ!」という発見。

 (さてどうしてでしょう…♡)。

この後も合格祈願で有名な頭大仏や豪華絢爛な上野東照宮をめぐり、

上野公園の穴場スポット国際子ども図書館で終了!

 

最後に娘さんにお話しを聞いてみると

「歴史の話はいつも退屈に思って苦手意識があったけど、

昔話風に話してもらえたところなど、楽しく聞けてイメージが湧いた」

と少し歴史に興味が湧いてきたご様子。

 

お母様からも

「歴史を教科書通り語るのではなく、様々な角度からいろんなトリビアを混ぜて話してくれるから面白い。

これから上野に来る時はお友達にもウンチクを話せます!」

と嬉しいコメントをいただきました。

 

一人でたくさんの本を時間をかけて読むのは大変ですが、

咀嚼され、重要なポイントを抽出し、整理された話を聞く、というのは忙しい現代人にとっては

コストパフォーマンスの高い学習法ですね。

 

大人になったらテストこそないけれど、歴史やアートに深い教養がある人、

幅広い知識を持ってどんな会話にもスッと入れる人はスマートに映ります。

 

博識、多趣味で 有名なタモリさんも 昔 雑誌のインタビューで

 『教養なんていうのは、あることに越したことはないんですよ。

 なんであるかっていうと、遊べるんですよ。

 あればあるほど、遊ぶ材料になるんで、教養っていうのは』 (※1)

と仰っていて

確かに、面白い大人って よく遊んで よく知ってる!と納得。

 

点と点がつながって ひらめく瞬間、

わずかながら なんだか成長した気持ちになります。

これを繰り返せば 繰り返すほど ますます知りたくなる。

するとスマートさ、トーク力もますますアップ!

 

子どもからの難解な質問の答えが見つからなくても

考えるヒントになる話をしてあげる、という技も身につくことでしょう(汗)。

 

あなたの「点」が一つでも増えるお手伝いができたら とても嬉しいです!

 

※1 『non・no』1980年 9月20日号

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